WordPressにて、記事を投稿する前に初期設定として、必ずやっておきたい事はパーマリンク設定です。後から変更しようとすると
様々な弊害があるので、これだけは投稿前に設定を行いましょう。
パーマリンクとは、何なのか?
そもそもパーマリンクについて、ざっくりと説明します。
パーマリンクは、wordpressやブログの個別記事、カテゴリページ、固定ページ等に割り当てられるURLのことです。生活で言うと「住所」に相当します。住所と同様に世界中であなたが投稿した記事と同じURLは存在しません。
パーマリンクは「permanent link(永久的なリンク)」との意味で、記事を更新したり、サイトをメンテナンスして構造を変えても、パーマネントの設定を変えない限りURLは永久的に変わることはありません。住所も引っ越さない限り変わらないのと一緒です。
パーマリンク設定は、なぜ最初にやっておくべきなのか
あなたが、wordpressである程度ページが増えた状態で、パーマリンクを変更すると下記のような問題が発生します。
1.被リンクがリセットされる。
投稿済みの記事の中に、他のサイトでリンクされている記事があった場合、URLが変更されることで、そこからのアクセスが無くなります。
また、被リンクがリセットされることでSEO効果もリセットされてしまいます。
2.SNSのシェアがリセットされる。
Twitter、Facebook、はてなブック等、SNSのシェアされた記事がある場合、URLが変更されることでこれらのシェアがリセットされます。
記事で1000いいね!をもらっていても、パーマリンクを変更した瞬間に0いいね!になる悲劇が発生します。
投稿数が多ければ比例して、被害が大きくなるので、絶対に最初にやっておくべきなのです。
パーマリンク設定のデフォルト状態
wordpressをインストールした直後のデフォルト状態で、記事を投稿すると、個別記事のURLは"http://aaa.com/?p=123"のように数字と記号の組み合わせで表示されます。何やら暗号みたいですね。
このデフォルトのパーマリンクは、自動で固有IDが付与されるので、記事作成時にURLの入力の手間が省けるメリットがありますが、googleが推奨するURLの要件を満たしておらず、SEO的に不利になる可能性が高いです。
オススメのパーマリンク設定
googleのガイドラインによれば、サイトのURL構造はできる限りシンプルで意味が伝わる形を推奨しています。
googleが気に入り、SEO的にベストなパーマリンクとして、下記の2パターンをおススメします。
http://abc.com/カテゴリー名/記事タイトル/
http://abc.com/記事タイトル/
パーマリンク設定方法
1.wordpressのダッシュボードより設定⇒パーマリンク設定を選択します。
2.パーマリンク設定の共通設定でカスタム構造にチェックを入れます。
3.入力欄に「/%category%/%postname%/」あるいは「/%postname%/」を入力します。
4.変更を保存をクリックします。
以上で、パーマリンクの設定は終了です。
パーマリンク設定後の注意点
「/%category%/%postname%/」をパーマリンクに設定した場合、新規カテゴリーを日本語で追加した場合は、カテゴリー名に対するスラッグ名(半角英語)を設定しましょう。
上の画像の場合ですと、カテゴリ名が「テニス」に対して、スラッグ名は「tennis」を設定しています。スラッグ名を設定すると表示は日本語でURLは半角英語になります。
もう一つ、新規投稿を追加する際、そのままの設定だとタイトルも日本語のURLになってしまう為、個別記事毎にその都度パーマリンクの編集を行う必要があります。
編集ボタンをクリックします。
日本語でタイトルが入っているので、半角英数に書き換えOKをクリックします。
上の画像では、federer-championshipと書き換えました。
スラッグ名の設定と投稿前のパーマリンク編集をしていないとURLの日本語部分がシステム側でピュニコード(Punycode)と呼ばれる特殊な文字の羅列に変換され長い暗号のようなURLになってしまい、SEO的には好ましくありません。
まとめ
以上、記事を投稿する前におこなうパーマリンク設定について説明しました。
パーマリンクにカテゴリを入れることに賛否両論ありますが、カテゴリ名を変更しなければSEO的には有利な設定です。
最初にキチッとカテゴリ名称を考えて、パーマリンクを設定を行ったら、後は変更しないようにしましょう。